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スピリチュアルケアについて
人が完全に癒されるためには、
肉体(一般診療)と心(精神科)の癒しだけでは不十分です。

魂の癒しこそ一番大切です。
これがスピリチュアルケアの目指すものです。

医学は死に勝つことができません。また人が例え多くの善行を生きている間に積んだとしても天国のパスポートとなることはできません。

それを得させてくださるのは永遠の神の御子なる主イエス・キリストただお一人です。主イエス様が受けられた十字架の犠牲は全人類の罪を贖い、全てを癒すのです。実に主イエスこそ
人類最後の敵なる死に勝利されたのです。イエス・キリストを救い主と信じるとき、神はキリストの聖霊をわたしたちに臨ませ、わたしたちを永遠なる神の子として生まれ変わらせてくださり神の国の民となしてくださいます。イエス・キリストとともに復活の命を生きようではありませんか。
そして主なる神を誉め讃えましょう。
人の生きる目的は健康な時も病める時も神の栄光を現すことにあります。

イエス・キリストは心と体と魂の完全な癒し主



宝塚市医師会50周年記念誌(2005年)掲載原稿       
近藤春樹

牧師の家庭に生まれたが、父は口べたの私に医者の道を望んだ。7年前、60歳のとき、北部西谷で開業に導かれた。ここで、人生の目的とは、真の癒しとは何かを問いつつ、診療とともに、宣教師を招き日曜礼拝を守っている。近年WHOの健康の定義も変わろうとしている。肉体的、心理的、社会的に加えてスピリチュアル(霊的)な面での良好な状態が健康にとって必要であると謳われるようになった。この経緯について、西欧のキリスト教文化圏からでなく、アフリカの祈祷師や呪い師に多くを頼っている医療圏からの提案であったということを聞き意外に思った。かの未開社会では、病気は悪霊の仕業で、これを加持祈祷で解き放つことが癒し即ちスピリチュアル・ケアである。振り返って私たち近代人は悪霊など存在しないと考えるが、そうであろうか?聖書によると、人は悪魔サタンの誘惑に負けて、神の戒めを破り、死すべきものとなったと言う。御子イエス・キリストはご自身を十字架に捧げて、人の罪を贖い、復活と永遠の命を回復された。感謝。

スピリチュアルケアについて(日本医師会雑誌抜粋)
日医雑誌第130巻・第6号/平成15(2003)年9月15日、知っておくべき新しい診療理念41
 
スピリチュアリテイ

中根(なかね)允文(よしふみ)*
田崎(たざき)美弥子(みやこ)**

 *長崎国際大学人間社会学部教授
**東京理科大学理学部教養助教授

T、この理念の定義
 医療においてスピリチュアリテイ(spirituality)が話題とされるのは,末期癌やHIV/AIDS感染症の患者に対してであったが,ここ数年では,より広範な疾患患者の治療過程において重要な側面として考えられている.ただ,この用語そのものがいかに翻訳されるか,あるいはどのように認識・理解されていくかはいまだ大きな問題が残っている。霊性,霊魂,魂,精神性といった訳語が想定はされるが,霊とつくだけで,非科学的であると反応する医療関係者は多いかもしれない。英語でmindは思考・判断・知覚・感情・意思などの働きをする知的な精神活動を指し,heartは文字どおり感情の中心としてのこころや気持ち,そしてspirit(ラテン語のspiritusを語源)は生気や魂と区別されており(そうした用語からは,Soulとの区別が困難),その意味でspiritualityは宗教的な崇高さや霊性を意味する。おそらく日本語としては鈴木大拙の用いた「霊性」1)が欧米のspiritualityに近いものと思われるが,霊性からは日本ではお化けの霊魂といった感覚をもつ人が多いかもしれない。そこで,葛西2)は宗教や宗教的慣習から独立した「普遍的本質」としてのスピリチュアリティの用法を論じている。
 
表1 WHO QOL/SRPB最終版における下位項目
 
・絶対的な存在とのつながりと力
・人生の意味
・畏敬の念
・統合性・一体感
・スピリチェアルな強さ
・心の平安・安寧・和
・希望・楽観主義
・信仰

 
世界保健機関(WHO)は,スピリチュアリティの定義を概念的に明確化するために,1998年からWHO Quality of Life(QOL)のSpirituality Religiousness and Personal Belief(SRPB)調査票を開発するべく,さまざまに異なる文化圏のなかで適用可能なスピリチュアリティの概念構成に関する国際調査研究を開始した3)。世界5大陸をカバーした18か国での2年に及ぶ質的調査・量的調査の結果,2002年にWHO QOL/SRPB調査票は表1に示す8つの下位項目で構成されることが明らかになった。同調査票は,その8下位項目におのおの4つの質問が含まれ,合わせて32項の質問から構成されている。

U、この理念の生まれた背景
 スピリチュアリティが注目されるようになったのは,2000年のWHO総会を前に,従来の健康の定義である「身体的・心理的・社会的な良好状態」に加えて,spiritualな良好状態を伴う,よりダイナミックな状態に改定しようとした経緯による4)。この提案は,1983年に国連の小委員会で議題とされて以来の懸案事項で,基本的にキリスト教,イスラム教,ユダヤ教といった一神教を信仰する欧米や中東諸国,そしてシヤーマニズムがまだ息づくアフリカ諸国では,スピリチュアリティは日常生活のうえで人々の健康に多大な影響を及ぼすと考えられている.
 
一般的な欧米の社会において,デカルト心身二元論以降,身体と精神を切り離し,意識の対象としての身体を捉えることで科学や医療の発展があったといえるが,その反面,一神教が文化の根底にあることで,魂の存在も常に意識されていたことと,科学の発展の副産物としてもたらされた環境破壊や,さまざまな社会問題に対する反省と自然回帰に伴い,従来の宗教には縛られない新しい自然と共生する人間存在のあり方を模索し始めたことが機運となっていたのではないだろうか。特に,北米では相補医療あるいは代替医療への関心が高まり,心身両面からの全人的アプローチが盛んになったことも要因として考えられる5)。また,若い世代には,自分自身は「宗教的でもスピリチュアルでもない」と宗教とスピリチュアリティを区分して考える傾向が強くなったことも影響していると思われる6)。
 
しかし,現実の医療場面においてスピリチュアリティが重要視されるのは,末期痛患者やHIV/AIDS感染症患者であった。癌患者などの疼痛を単に肉体的な深い要素としてのみ捉えるのでなく,恐怖・不安・抑うつ・絶望などの心理的痛み,親密な人間関係の解体という社会的痛み,そして孤立・失望・破壊・混乱・死の不安など情緒的危機を伴う実存的なスピリチェアル的痛みを含むとする「総体的な痛み」の理解に変わってきた。
 一方,初期のHIV/AIDS感染症患者にとって,社会的差別やそれによってもたらされる孤立や孤独ななかでの死を受容するためにスピリチュアルな側面での救済が必要であった。さらに,医療の究極の目的が生存率の延長から,より高いQOLを維持した生存期間の延長であり,医療の場において人の尊厳を求める全人的ケアへと変化したことによるのではないかと思われる。

V、この理念の海外での趨勢と日本の現状
 スピリチュアリティの側面がさまざまな疾患患者に及ぼす影響に関する諸外国での研究は2003年の時点で,Pub Medデータベース検索によると1,000件を超えており,医学・看護学教育現場でもspiritual careがカリキュラムに採用されてきている7)。
 
日本においては,理念的な研究はあるが,いまだ数は限られている8)。数字的には全国民の総数より多い宗教加入者がいるとされる一方,7割が特定の宗教をもたないと考えている日本人にとって,日常的に,あるいは盆に先祖の霊を弔うことに違和感はないものの,宗教的な色合いの濃いスピリチュアリティは生理的に理解できないように思う。先の質的調査のなかで当初18項目が問われたとき,日本人のスピリチュアリティ概念において最も重要な項目は,「心の平安を保つこと」「内的な強さ」「他者に愛着をもつこと」であり,「特定の宗教をもつこと」や「宗教儀礼をすること」は下位2項であった9)。しかし,日本のホスピス活動においても,スピリチュアリティは重視され,多くのホスピス・プログラムではさまざまな宗教家の介入活動を認めている。

W、今後,診療に与える影響
 日本において,これから急速に臨床場面に大きな変革をもたらすとは予測しがたいが,欧米でのヘルスケアにおける心身両面からの包括的医療法は,従来の高度なテクノロジーを強調する西洋医学の流れとは異なるアプローチとして今後急速に成長することが予測されるので,スピリチュアルな側面でのケアも同様に高い関心を集めるであろう。
                
文  献
1)鈴木大拙:日本的霊性.岩波書店,東京,1972.
2)葛西賢太:WHOが“spirituality”概念の標準化を求めた経緯について.国際宗教研究所ニュースレター2003;No.38:1.
3)World Health Organization:WHO QOL and Spirituauty, Religiousness and Personal Behief(SRPB).Report on WHO Consultation,WHO/MSSA/98.2,WHO,Geneva, 1998.
4)World Health Organization:Fifty−Second World Health Assembly,A52/24,Provisional Agenda Item 16,“Amendments to the Constitution,”report by the Secretariat, April7,1999.
5)Wooton JC,津谷喜一郎:オルタナティブ医学 米国の動向.からだの科学1997;19:15−20.
6)Princeton Religion Research Center:American remains very religious,but not necessarily in conventional ways.Emerging Trends 2000;22:1.
7)Gregory S R:Growth at the edges of medical education:spirituality in American medical education・Pharos Alpha Omega Alpha Honor Med Soc 2003 Spling;66(2):
 14−19.
8)藤井美和:病む人のクオリティブライフとスピリチュアリテイ.関西学院大学社会学部紀要2001;85:33−42.
9)田崎美弥子,松田正己,中根允文:スピリチェアリティに関する質的調査の試み一健康およびQOLの概念のからみの中で−.日本医事新報 2001;4036:24−32.
  
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