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神の世の管理者なる私たち


ウイリアム・モーア

2007.4.22

 

創世記1章26−31節26:神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」 27:神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。28:神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」 29:神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。30:地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。31:神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第六の日である。

 

 

【環境破壊の原因】

最近、 マスメデイアのお陰で私達は世界の環境問題について益々承知されるようになりました。殆ど毎日、ニュースで環境についての新しい情報を見る事が出来ます。そして、言うまでもなく、その情報はあんまり喜ばしくはありません。地球の温暖化が進んで来て、色んな害を起してしまいます。絶滅した動物と植物の種類がだんだん増えて、ある被造物は完全に消えてしまいました。平均して毎日、三つの種類がこの世から去ってしまうんだそうです。大都市で大気汚染は酷くなり住民の健康を害します。ゴミは海に入り、その大量が南太平洋の島の砂浜に流れ着きます。更に、多くの国に淡水の量が足りなくて、農業生産が脅(おびや)かされるどころか、きれいな飲む水も乏しいです。また他に環境問題が沢山ありますが、殆ど全は共通点があります。それは、その問題は全て人間の行動で起こりました。私達の行動と生き方の故に大気と海が汚れて来て、また多くの動物が絶滅しました。つまり、私達人間の為で今、地球はその深刻な問題に直面しています。証拠を客観的に見ると、明白に私達人間には責任があります。

 

【環境問題は神学的問題】

環境問題は社会的な問題、政治的な問題、科学的な問題であると言うことに私達皆は同意すると思います。しかし、その問題は決してそう言う事に限られていません。実は、その問題は第一に神学的な問題ではないかと思います。

 

【ある屋敷の住人】

ちょっと想像して見て下さい。あなたは立派な屋敷を建てて、人に貸します。その人は家に住み、あなたの家だからと大事に手入れをします。しかし、年月が経るに従って、人は勝手にその家が自分の家と思うようになります。 続けて家を大事に手入れをしますが、自分の家と思うので、そうします。代々引き続いてその人の子孫は家に住み、何とか家を保存します。そして、その家族はいつまでも家に住めると当然の事と決め込みました。しかし、ある世代が家に入り、手入れをするのが面倒くさくなり何もしませんでした。更に、もっと豊かな生活をする為、家の高価な家具を売り出し、安いものに入れ替えます。また、寒くなると庭の木を切って炉に入れました。そして、屋根が漏れると、修理せずに、その部屋を出て他の部屋に移りました。やがて家はまるでゴミ屋敷のようになって住み難くなりました。しかし、行く所がなかった為、移る事が出来ませんでした。その住まいは近所迷惑になったので、隣人から、「家を奇麗にして下さい」と言われました。そうするとこう返事しました。「この家は俺たちの物だから、あなたと関係ない。」そうしますと、隣人によって、重要な事が思い起こされました。「実は、この家はお宅の物ではありません。持ち主に託せられた物ですから所有権がない。」

 

唯一の全能の神は無から宇宙とその全ての物を創造されましたので、天地万物は御自分の物です。ですから、地球の環境問題は何よりも神学的な問題になります。聖書の最初の言葉を思い出しますか。それは、「初めに、神は天地を創造された。」そして、主は大切にまた計画的に私達が住むこの世をお造りになりました。光と闇、海と陸、植物と動物、そして最後に神は私達人間を御自分にかたどり、御自分に似せて創造して下さいました。

 

【天地万物は神の作品】

ですから、天地万物は始めから終わりまで神の作品です。この世は永久の昔からあった訳ではありません。また、ただ偶然に成ったものでもありませんでした。神御自身は初めもなければ終わりもありませんが、この世の始まりがありました。そして、「初めに、神は天地を創造された。」ですから、創造主としてこの世は御自分の物です。詩編を書いた人物はこの事実をはっきりと述べます。「地とそこに満ちるもの、世界とそこに住むものは、主のもの。主は、大海の上に地の基を置き、塩の流れの上に世界を築かれた」と書いてあります。

 

【見よ、それは極めて良かった】

この世は神の物と言うだけではなく、更に御自分の作品として主は世界を非常に高く評価します。創世記1章の中に神は5回程御自分の作品の良さを言い放(はな)ちました。4回はこう書いてあります。「神はこれを見て、良しとされた。」そして、31節にこのように記されています。「神はお造りになった全ての物を御覧になった。見よ、それは極めて良かった」と宣言されました。神は世界を造った時、御自分の全ての創造的力を注いで、極めて良い物を造り出しました。

 

人間の宇宙探検は限られていますが、今までの証拠を見ると一つの事が明白だと思います。それは私達が住む地球は非常に特別な所です。月、また火星へ行くと、最も原始の生物も、水さえも見つかる事が出来ませんでした。石しかない、全く砂漠のような所です。その反面、この世は非常に良く出来た神の美しい傑作だと思います。そして、科学者がこの世を調べる程、その素晴らしさと神の力と知恵が分かって来ます。 

 

神はこの世を御自分の傑作として、大事に、大事にまた、特別にお造りになりましたので、地球を高く評価し、愛します。詩編に書いたように、「すべて命あるものに向かって御手を開き、望みを満足させて下さいます。」主はどのくらい御自分の世を愛しますか。「神は、その独り子をお与えになった程に、世を愛された」とヨハネによる福音書3章16に記されています。御子イエス・キリストをこの世に遣わしたほど、御自分の作品、地球とその中にいるものを愛します。

 

【人間の役割】

そして、神の作品の中で最も優れたもの、私達人間は、どう言う役割が与えられていますか。今日の朗読の26節を見ますと、この神の御言葉が記されています。「神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして、海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。』」神にかたどって特別に造られた私達人間はこの世で主を代表します。そして、私達はこの世にいるものを「支配させよう」と教えられています。「支配」と訳された原文を調べると、その意味は決して害を与える、あるいは、破壊する訳ではありません。私達は神によって大自然の上に立てられましたが、その地位は主に大自然を守る為です。大自然を賢く用いながら、主なる神の代理として地球を大事にし、保存する役割が与えられました。創世記2章15にその役割がはっきりと述べられています。「主なる神は人を連れて来て、エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し守るようにされた。」園を耕すと言う意味が、人間は生産的に天然資源を利用する事を許されましたが、同時に大自然を守る義務があります。すなわち、環境を傷つけないように命じられています。

 

【私達は地球の管理者】

私達人間は神によって特別に造られましたが、被造物として、私達は他の造られたものと絆で結ばれています。同じ創造主、同じ持ち主があるので私達は大自然を尊敬し、守らなければなりません。人間と同じように、被造物同士、つまり動物と植物も、神のこの世に生きなければなりません。ですから、私達は地球の管理者と言う役割が与えられ、その役割をちゃんと果たすように神に責任を負っています。

 

「管理人」また、「管理者」と言う単語は旧約と新約聖書によく使われています。特に、主イエスの譬話に出て来る言葉です。例えば、ルカによる福音書12章42節にイエスはこう言われました。「主人が召し使いたちの上に立てて、時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人は、いったいだれであろうか。主人が帰って来た時、言われた通りにしているのを見られる僕は幸いである。確かに言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。」

 

聖書に管理人と言う単語が使われると、その意味は、「他人の財産を保存し改良する責任が与えられた人です。」そして、聖書に管理者は忠実に、また賢くに自分の責任を果たすべきです。さらに、管理者は主人の希望通りにその財産を保って経営すべきです。

 

聖書の教えによりますと、私達一人一人は 神が造られた、神が所有する、この世の管理者です。その重要な使命と責任が与えられました。持ち主に責任がありますので、私達はただ好きな通りに地球の資源を利用してはいけません。神の世を大事にし、環境を守らなければなりません。

 

【預言者的働き】

多分私達皆は自然の環境を守りたいと言う気持ちがあると思います。特にキリスト者としてその使命と責任を感じるはずです。しかし、具体的にどうすれば良いでしょうか。それは分かりません。一人の人が自分で温暖化を解決出来るはずがありません。同じく、大気汚染と希少種の絶滅を独りで止める訳ではありません。ですから、神の世の管理者として、また市民として環境の問題で私達は政府と企業に預言者的な声をあげる義務があると思います。神様の為に、これから来る世代の為に、この世に生きる全ての被造物の為に、地球を守りたいと思います。

 

【私たちのできることを】

しかし、環境問題の責任は政治と企業に限られていません。私達一人一人は毎日の生活を歩みながら環境を守る事が出来ます。車を買う時、家を建てる時、ゴミを分ける時、ただ消費者の立場ではなくて、第一に神の世の管理者として行動すべきです。

 

皆さん、マイバック運動を聞いた事がありますか。それは買い物の時、いつも自分の手さげを持って行って、買い物を入れて、レジ袋を断ります。そうすると四つ程の効果があります。実は、家庭から出されるゴミの量の約6.7%はレジ袋だそうです。そして、レジ袋を使い捨てて焼却することにより一枚につき約0.06キロの温暖化を起す二酸化炭素を排出します。その上、ビニールレジ袋を焼却とダイオキシンと言う毒性の強いガスを排出します。

 

日本で一年間に使われるレジ袋は約305億枚で、乳幼児を除いた国民一人あたりは一年で300枚を使用しています。そして、レジ袋を造る為には石油が必要です。一年間では約56万キロリットルを利用します。ですから、マイバックを使うと、石油を結構節約出来ます。

更に、マイバックを持参すると生き物を守ります。レジ袋はそのままでは分解されません。川や海に捨てられたら、エサと間違えて食べて、クジラやイルカが死んでしまう事があります。

 

小さい事ですけれども、マイバック運動に参加する事によって、自分も神の世の良き管理者になり、回りのものによい証を立てられます。(おわり)

 

 

 


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