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ウイリアム・モーア

2007.8.26

 

エフェソの信徒への手紙2章19−22

 

【100人の子供】

最近新聞で次の驚くべき記事を読みました。「78人 の子供を持つ一本足のアラブ首長国連邦の市民ダアド•ムラド•ムハンマド•アブドウル•ラーマンさんは次の二人の妻を募集しています。何故なら、彼は2015年までに100人の子供を儲けたいからだそうです。60歳のアブドウルル•ラーマンさんは今まで15人のお嫁さんがありましたが、イスラム教は同時に妻4人しか許されないので、その中、13人の妻を離婚しました。「2015年に私は68歳になり、子供100人を目標にしています。それに成功したら、新しい結婚はもうしません」とアブドウルル•ラーマンさんが言いました。地元の新聞は第一面に78人の子供に囲まれた彼の写真を載せました。長男は36歳で、末っ子は産まれてわずか20日です。そして、現在、二人の妻は妊娠中です。

 

アブドウルル•ラーマンさんによりますと、自分の大家族は15件の家に住んでいます。退役軍人である彼は年金と国の援助で家族を支えるんだそうです。

 

この世には色々な家族がありますね。アブドウルル•ラーマンさんは何故そんなに大きな家族を築いたのかは分かりません。恐らく子供が大変好きなんでしょう。あるいは、子供を儲ける事によって有名になりたがったのかも知れません。しかし、それは決して楽な年金生活ではないと思います。子供の名前を覚える事さえも大変です。それぞれの妻との関係も確かに複雑です。 気の毒ながら事業自得です。

 

【世界一の家族】

100人の子供を儲けなくてもアブドウルル•ラーマンさんの家族は確かに大きいです。しかし、彼の家族より遥かにもっと大きい家族がいます。その家族は何十倍、何百倍、何千倍大きいのではなく、実は20億人の人は世界で一番大きな家族に属しています。そして、その大家族のメンバーはいたる国に住んでいるし、文化と民族も様々です。その大家族はやはり神の家族です。キリストの教会です。今日与えられた御言葉はイエス・キリストを信じる者についてこのように語ります。エフェソの信徒への手紙2章19の所を見て下さい。「あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる神に属する者、神の家族であり、使徒や預言者という土台の上に建てられています。」

 

【外国人・異邦人】

誰でもイエス・キリストを信じると、神との関係がすっかり代わって来ます。信じる前は、神の国に対して私達は外国人と寄留者のような立場です。外国に住む人はその国の市民の権利を持っていません。例えば、投票権もないし、公職につく事は難しくなります。又、仕事を代わると入国管理局の許可を貰わなければなりません。更に、犯罪を犯したら外国に退去させられます。結局、他所の人だから、他所の人として扱われます。

 

【異邦人の広場】

主イエスの時代、エルサレムの神殿は同じような事でした。異邦人、すなわちユダヤ教ではない人は神殿の中へ入る事は許されていませんでした。彼等は「異邦人の広場」と言う最も外側の所しか入る事が出来ませんでした。つまり、異邦人は神の宿る所と思われた場所へ近づく資格がありませんでした。神の選ばれた民に属するイスラエル人のみが神との関係とその関係に伴う権利があったのです。実は、異邦人はユダヤ教の聖なる神殿を汚してしまう恐れがあったので、入ったら大変な事になると思われました。

 

今日の御言葉を書いた使徒パウロはその背景がよく分かりました。ですから、異邦人のキリスト者に、「あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる神に属する者、神の家族であります」と教えて下さいました。私達はイエス・キリストの贖い死のお陰で罪の赦しを頂き、神の尊い子供になりました。神によってよそ者として扱われた私達は御自分の家族に受け入れられ」、その全ての権利と恩恵を賜わります。今日の御言葉の少し前の所、エフェソの信徒への手紙2章16に記された通りです。「あなたがたは以前は遠く離れていたが、今や、キリスト•イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。」

 

イエス・キリストを信じると私達は全ての信者と共に「聖なる民に属する者、神の家族」のメンバーになりました。その故に、私達は神の家族として、神の子供として、お互いに繋がっている訳です。同じ救い主と、同じ天の父なる神と、同じ信仰なので私達は強い絆で結ばれています。神の恵みの故に全てのキリスト者は共に霊的な神殿に形成されています。今日の朗読の20と21節を見ますと、その神殿は、「使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト•イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります」と記されています。

 

私達は神の家族として共に聖なる神殿になり、共に成長します。つまり、信者は独りでキリストの教会になれないし、独りになったら、信者と教会も成長する事は難しいです。

 

初代教会を見ますと、最初の信者達はお互いの交わりをとても大事にしました。使徒言行録2章42によりますと、最初の信者達は、「使徒の教え、相互の交わり、パンを裂く事、祈る事に熱心であった。」

 

更に、4章32節こう記されています。「信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分の物だと言う者はなく、全てを共有していた」と書いてあります。度々の交わりと礼拝と祈りとお互いの愛と助け合う事によって初代教会は成長して来ました。

 

言うまでもないが、キリスト者の交わりはただ人間中心の交わりだけではありませんでした。我々の共通点こそはイエス・キリストです。主との関係は私達の互いの関係の基盤です。ですから、主イエスは私達の交わりのかなめ石になります。キリスト者はキリストの者だから、信者はお互いに依存しています。

 

【信者の交わりの主な目的】

信者の交わりの主な目的は何でしょうか。それはキリスト者同士のニーズをお互いが答える事です。私達皆は霊的と精神的と物質的ニーズがあります。そして、キリスト者同士で与える事と受けるによって私達の交わりを現します。私達はもちろん神に頼ります。しかし、同時に私達信者は互いに頼る者です。実は、多くの場合、神の助けは信者同士を通して来るので、与える事と頂く事は大切です。

 

【集まる事】

私達の交わりをよりもっと豊かにする為、御言葉に大事な教えが沢山あります。その教えを一緒に学びましょう。第一に、キリストにおいて私達の交わりを現すように、会う事は重要です。定期的に会わなかったら、お互いに助け合う事どころか、互いに知る事さえも難しいです。ヘブライ人への手紙にこう書いてあります。「ある人たちの習慣に倣(なら)って集会を怠(おこた)ったりせず、むしろ励まし合いましょう。かの日が近づいているのをあなたがたは知っているのですから、ますます励まし合おうではありませんか。」記された通りに、集まらなかったら、励まし合う事は難しいです。キリスト者として誰でも励ましが必要です。忠実に日々の生活を送る為、兄弟姉妹から励ましがいります。又、励ましを与える事によって私達は信者同士に仕える事が出来、信仰が強くなります。明白な事ですが、教会の交わりを豊かになる為に、集う事が重要であり、なくてはならない事です。

 

【愛し合うこと】

第二に、交わりを通して私達の互いの愛を現すべきです。「何よりも、先ず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆(おお)うからです」とペトロの手紙一4章8節に書いてあります。信者同士の為に善い行いをする事によって私達は愛を表現します。思いやりと御もてなしから大きな助けまでその愛を具体的に実行出来ます。そして、記された通りに、愛は多くの罪を覆(おお)います。キリスト者になっても続けて神に対しても人に対しても罪を犯します。主と兄弟姉妹の助けで、犯す罪が少なくなるはずですが、間違いなく、天に召されるまで罪を犯し続けます。しかし、私達が愛をお互いに持っていれば、兄弟姉妹によってすぐに赦されます。信者同士は愛を覚え、うっかり犯した罪、弱さの故に犯した罪も赦す心があるので、その罪は教会の交わりを壊す力がありません。互いの愛を現すと、私達の交わりを守り、豊かになるばかりです。

 

【互いの為に祈る】

次に、交わりを深めるように、私達一人一人は互いの為に祈るべきです。誰でも祈る事が出来ます。寝たきりになっても出来ます。お金がなくても出来ます。皆さんは兄弟姉妹の為に執り成しの祈りをしていますか。兄弟姉妹の為の執り成しの祈りは私達が持つ強い武器と祝福になります。ヤコブの手紙(5:16)にこう書 いてあります。「主に癒して頂く為に、罪を告白し合い、互いの為に祈りなさい。正しい人の祈りは、大きな力があり、効果を齎します。」

 

【祈りの力】

1540年に宗教改革者であるマーテイン•ルーテルはミコニウスと言う助手がありました。ミコニウスは急に重い病気になり、この世での時間があんまり残ってないと告知されました。そして、彼は臨終の床でルーテルに手紙を書きました。その手紙を受けるとルーテルは早速このような返事を送りました。「神の御名によって生きなさいと私はあなたを命じます。教会の改革の為、あなたの力がまだ必要であるからです。ですから、あなたの死の事は私の耳にする事を主イエスは許しません。却って、あなたは私に先立たれます。神の栄光だけを求めているので、このように切に祈っています。」

 

実は、重体であったミコニウスは健康を回復して、さらに6年間生きる事が出来ました。そしてルーテルが天に召されたのはミコニウスより二ヶ月先でした。

 

祈りは大きな力があり、効果をもたらしますので、互いに祈るべきです。更に、祈りを通して私達の交わりが豊かになります。と言うのは兄弟姉妹の為に心から祈ると、愛の絆が強くなります。

 

最後に、交わりを深めるため、私達はお互いに教え、諭(さと)し合う必要があります。コロサイの信徒への手紙3章16節にこの御言葉があります。「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい」と記されています。

 

【信徒同士の証】

兄弟姉妹誰からでも信仰の事を習う事があります。信仰の様々な経験があるから、信徒同士の証は益になり、励ましになります。更に、その信仰の体験と証を聞くと、兄弟姉妹の為の感謝と理解が増え、交わりも豊かになります。そして、ある時は諭す事も必要であります。深い愛を持って迷う者を正しい道に戻すのは信者同士の責任であります。また、誰でも間違いをするので、諭されると感謝を持って素直にその指導を受けるべきです。

 

どうか神の栄光の為、また兄弟姉妹のニーズに答えるように、私達の交わりが豊かになりますようにと祈っております。私達は神の家族です。そして、「そのかなめ石はキリスト•イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。」(おわり)

 

 

 


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